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ワタミ株主総会ー初の赤字「理由はブラック風評影響」と渡辺氏陳謝 [ニュース]

渡辺美樹氏.jpg
www.j-cast.com

6月29日、居酒屋チェーン店ワタミの株主総会が開かれ、

平成26年3月期の業績が上場以来初の最終赤字に転落したことを、創業者渡辺美樹氏が陳謝した。



ワタミと言えば、ブラックの噂が付きまとっている企業。

その理念に「365日24時間死ぬまで働け」というものがあった。



6年前には新入社員が過労で自殺、これについて渡辺氏は「企業規模が大きくなり、

従業員ひとりひとりに目が届きにくくなっていた」とし、その後週休2日を明文化したという。

この事件をきっかけに、「ワタミはブラック企業」と風評が広まり、

居酒屋だけでなく介護や食事宅配サービスなどの売り上げにも影響し、業績に響いたようだ。



また渡辺氏は、居酒屋事業不振の原因として、お酒を習慣的に飲む人の減少、

「チェーン店の安心感」が強みにならなくなったとも分析している。



理念であった「365日24時間死ぬまで働け」という表現について指摘されると、

「休みの日でもお客様への思いを忘れないように、という意味だったが、批判を受け改訂した」と説明した。



しかし、自殺した当時26歳の新入社員の女性は、

開店前の午後3時までに出勤し、平日は午前3時、週末は午前5時まで働いていた。

しかも、研修がほとんど行われないまま最もハードな係に配属され、

また与えられた社宅が店から遠かったため、仕事が終わってから始発電車を待たなければならなかったという。



日々の職務のほかにボランティア研修や早期研修があり、また料理マニュアルや経営理念集の暗記、

レポート提出の課題もあったため休日に心身を休めることもできなかった。

結局、入社して約2か月で自殺。

仕事を初めて1か月半たったころに残した「誰か助けてください」というメモが残っている。

この時までの残業時間は、140時間だという。



こういった事実を踏まえると、「365日24時間死ぬまで働け」という理念は

文字通りのものだったのではないかと思ってしまうのだが・・・




今後は大規模チェーン店からより専門色の強い店舗への転換する方針とし、

今期の最終損益は69億円の改善、20億円の黒字を目指すという。


業績の改善とともに、ぜひとも健全な労働環境を同時に築いていってほしいと願わずにはいられない。



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