都議会でのセクハラ野次―誰が言ったのか? [ニュース]
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18日東京都議会で起きた、みんなの党の塩村あやか議員へのセクハラ野次問題。
塩村議員が妊娠、出産にかかわる不妊などの女性の悩みについて質問中に、
「お前が結婚しろ!」「産めないのか?」などのセクハラ野次が飛び、
ほかの議員たちがドッと笑っていたというニュースだ。
どういう状況でこんな野次が飛んだのか気になったので、実際の都議会の映像を見てみた。
このニュースを見るまで塩村あやか議員のことは知らなかったのだが、
清楚な雰囲気のかわいらしい女性。35歳だそうだ。
残念ながら、中継の映像からは野次の内容までは聞こえないのだが、
明らかにざわついた様子と塩村議員の困惑し動揺した表情は読み取れる。
野次が飛ぶ直前の、塩村議員の発言の内容―「東京は都会であるがゆえに周囲との関係が希薄になりやすく、女性が妊娠・出産・育児にかかわる悩みをひとりで抱えてしまう。東京都はこうした女性たちのサポートを積極的に進めていくべきで・・・」
この真面目な発言(都議会だから真面目に決まっているのだが・・・)の最中に
塩村議員は何かに反応したようにふと原稿から顔を上げ、困ったように苦笑いをしつつ、先を読み進めた。
場内はザワザワしており、塩村議員はこわばった表情でなんとか原稿を読み続ける。
そしてついに声が上ずり、泣くのを必死にこらえながら気丈に読み終えようとしているように見えた。
正確な野次の言葉を知りたかったので、さらに調べてみると、
「おときた駿」というみんなの党の議員が、ブログでその時の様子と自身の怒りを載せていた。
最初に川村議員が顔を上げて苦笑いしたときの野次―
「そんなこと言う前に、お前が早く結婚しないのかっ!!」
議場の一部は笑いに包まれ、舛添都知事も少し笑っていたという。
さらに、「子供は産めないのかっ!!」という野次。
今の時代、誰もがこういう類の言動は女性差別であり、
セクハラにあたることは知っている。
それなのに、日本の首都である東京の都議会でこんな卑劣なセクハラ野次が飛ぶとは・・・
しかも、周りの議員も一緒に笑っていたとは・・・
そういった意味では、日本でいちばん意識が低い場所なのかもしれない。
怒りを通り越して溜息しか出ない。
また、おときた議員はブログでこうも言っている。
「選挙の時に有権者の前では、『女性の社会進出を促進します!』『子育て支援にしっかりと取り組みます!』と言っている議員たちが集まる議会でこのような野次が飛び、それを笑う議員が大勢いる。それが我が国の首都、東京都議会の実態です。」
・・・まったくその通り、情けなさすぎる・・・
さて、この許せない野次を飛ばしたのはいったい誰なのか?
自民党席からの野次だということはわかっているらしいが、
誰が言ったのかまでは特定できていないようだ。
しかし、絶対このままうやむやにするわけにはいかない。
この野次は明らかに女性差別である。
必ずだれだったのかを特定し、厳重な処分を下していただきたい。
当人はおおいに反省するべきだ。
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タグ:都議会 野次
2014-06-21 03:24
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