鈴木章浩都議、セクハラやじ謝罪の画像 [ニュース]
http://mainichi.jp/select/news/20140623k0000e04025...
都議会でのセクハラやじ問題で、23日午後、自民党鈴木章浩議員による謝罪会見が行われた。同日の朝までは「ヤジは自分ではない、寝耳に水だ」と否定していた鈴木議員だが、午後になり一転、「『早く結婚すればいいじゃないか』というヤジは自分だった」と謝罪した。
このヤジの理由として、「少子化、晩婚化の中、塩村あやか議員に早く結婚してもらいたいという思いがあり、あのような発言になってしまったが、結婚したくてもなかなかできない方への配慮が足りなかったと反省している。」と話した。
「ヤジは自分ではない」と嘘をついていた上、「塩村議員に早く結婚してもらいたかった」という言い訳も苦しすぎた。というより、余計なおせっかいで言い訳にもなっていない。会見を見ていて、潔く言い訳せずに謝罪したほうが良かったのに・・・という感想だ。
また、鈴木議員のオフィシャルサイトには「女性が働きやすい社会の実現」という政策を掲げているが、「早く結婚した方がいいんじゃないか。」と口をついて出てしまうようでは、この政策も机上の空論と言われてしまいそうだ。
今回の騒動は海外メディアにも流れ、日本の性差別に対する意識の低さを露呈することになった。
「Record China」という中国情報サイトに面白い記事を見つけた。「進まぬ日本社会の女性進出、優秀な女性は外資系へ流出」という見出しだ。ここに、ある東京大学卒業の女性の話が載っていた。この人は母がアメリカ人、父が日本人で高い英語力、グローバルな視野を持つとても優秀な女性だそうだ。就職先には、日本企業は目もくれず、国際的なコンサルティング会社を選択。日本企業の長時間労働の後に飲み会、といった日本企業の文化が合わないからという理由だ。
そして、アメリカの雑誌「タイム」の記者は、「日本では男女差別が普遍的。商談は男性、お茶を出すのは女性。一流大学を卒業し高いビジネス分析能力を持っている女性でも。」と溜息をもらす。
これは政界にもみられることで、議会に占める女性議員の比率に関する調査では、日本は189か国中123位。
また、この東大卒の女性が就職した国際的なコンサルティング会社は、「外資系企業は日本企業の性差別を利用し、多くの優秀な女性を雇用している」と述べた。
企業も政界も早く目覚めないと、日本から優秀な女性がいなくなっていってしまうかもしれない。
さて話を戻して・・・都議会でのセクハラヤジ問題、今回塩村あやか議員が問題を提起してくれてよかったと思っている。というのは、議会ではこの程度の差別的ヤジは日常茶飯事だというからだ。しかも、女性が女性に対し、セクハラやじが飛ぶこともあるというから驚きだ。今回名乗り出た鈴木章浩都議をさらし者にして終わるのではなく、議員も国民も日本社会における本当の男女平等を考えなければならないと思う。
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2014-06-25 13:57
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